昨日から、WBCが開幕しました。
今回の大会には、メジャーリーグで活躍する大谷選手やダルビッシュ選手が参加するということもあって、開幕前から、注目する人が多かったのですが、いざ、始まってみると、予想以上の盛り上がりを見せています。
大規模なスポーツのイベントというと、去年のサッカーワールドカップがありましたが、その時は、日本代表が、スペイン、ドイツといった強豪チームを破ったこともあり、大会期間中は、連日、大いに盛り上がりましたが、今回は、日本のプロスポーツとしては、最も歴史の古い野球ということもあって、さらなる盛り上がりが期待できそうです。
昨日の試合は、中国が相手ということもあり、それほど、注目されるとは思いませんでしたが、テレビの視聴率が40%を越えたりと、テレビ離れと言われる近年においては、改めて、注目度の高さを感じています。
もちろん、この注目度の高さには、高齢者でも楽しめる野球というスポーツというのも大きいと思いますが、若い世代にとっては、アメリカにおいても、一番のスター選手になった大谷翔平を観たいという動機が一番にあると思います。
普段から、BS放送で、メジャーリーグの試合を観ている人にとっては、スケールの大きい大谷選手やダルビッシュ選手のすごさを理解していると思いますが、普段、メジャーの試合を観たことのない人にとっては、今回の大会が、生で観る初めての機会になると思うので、そのすごさを感じられるだけでも、観る価値のあるものなのだと思います。
実際に、昨日の試合は、ピッチャーとして先発して、完璧に抑えるだけでなく、打つほうでも、タイムリーヒットを放つなど、いきなりの二刀流の活躍を見せてくれましたが、大会の期間中、日本が勝ち続ける限り、大谷という偉大な選手のプレーを観られるのは、それだけで、幸せなことかも知れません。
最近は、色々なジャンルで、日本人が世界で活躍するのも珍しくなくなりましたが(テニスの大阪なおみ選手やボクシングの井上尚弥選手など、世界的なスターも増えてきました)、その中でも、例の無い活躍を見せる大谷選手を観ることで、若い世代にとっては、元気と勇気を貰えるように思います。
今は、特に、人種や国籍に関係なく、その人の努力次第で、世界でも活躍できる時代になりましたが、同じ世代の若者が活躍する姿を観ることで、若い世代にとって、ポジティブな影響は大きいように思います。
日本は、少子高齢化の影響で、若者の数が少なくなっていますが、その分、若いうちから、活躍しやすくなっているので、志を高く持って、自分も世界で活躍するという気持ちを持った若者が増えていくきっかけにもなりそうです。
ちょうど、この大会に合わせたわけではないと思いますが、声出しの応援も解禁になっていて、13日から、マスクの着用が自己判断になることもあり、大会が進むにつれ、マスク無しで、応援する人の姿も見られるようになりそうなので、マスク無しの生活に戻るきっかけにもなるように思います。
去年のサッカーのワールドカップの時にも感じましたが、スポーツのイベントは、人を元気にしたり、一体感を感じられるという意味では、人生を楽しむものとして、必要なものなのだと思います。
コロナ期間中は、不要不急という言葉で、色々な制限がされましたが、精神的な充足感を考える上では、不要不急と言われるものがあることで、生活に色どりや豊さを感じられるのを実感した人も多いと思います。
それは、スポーツや音楽のイベントといった大掛かりなものだけでなく、家族や友人とのちょっとした旅行や外食でも得られるもので、今までのような制限がなくなることで、多くの人が、充実感のある生活が送れるようになるのは、喜ばしいことです。
スポーツのイベントという意味では、今年の秋には、ラグビーのワールドカップが開催されることもあり、個人的には、そちらにも注目しています。
前回の大会は、コロナ前の日本での開催だったことに加えて、日本代表の活躍などもあって、大いに盛り上がりましたが、地元の豊田市でも、試合が開催されたこともあり、大会期間中は、盛り上がりを肌で感じることができました。
今回は、フランスでの開催なので、時差の関係で、リアルタイムでの観戦は難しいかも知れませんが、ラグビー好きとしては、できる限り、観戦したいと思っています。
WBCは、開幕したばかりなので、これから、どんなドラマが待っているのか、今から、わくわくしている人も多いと思いますが、スター選手たちの一つ一つのプレーに興奮と感動をしつつ、大会を楽しみたいと思います。
できるだけ、日本に勝ち進んでもらうことで、去年のサッカーのワールドカップ以上の盛り上がりになると思うので、久しぶりのお祭り気分を満喫しながら、期待したいと思います。
すでに、コロナ後の生活に入っているという実感を持つ人は多いと思いますが、こういうイベントの存在は、さらに、多くの人に、その実感を持たせるきっかけにもなると思うので、日本を応援しつつ、正常な生活ができる喜びも同時に感じながら過ごすことで、コロナ前の生活に戻ることを期待したいと思います。