コロナウィルスの第八波も、落ち着いて来たので、そろそろ、コロナ以前の状態に戻る準備の段階に入っているように思いますが、マスクの着用に関しては、慣れてしまった感があって、しばらく、このまま、習慣として続きそうです。

日本人は、人の目を気にして、人と違うことを避ける文化なので、有名人や政治家などが、率先して、マスク無しの生活を奨励しないことには、この状況は、なかなか、変わらないように思います。

元々、日本人は、花粉症などで、春になると、マスクをする人も多く、マスクに対する抵抗が少なかったというのもありますが、これだけ、慣れてしまうと、逆に、マスク無しのほうが面倒だと感じている人もいるのかも知れません。

欧米では、マスク無し生活が普通なので、海外から見ると、日本の状況は、異常にも見えるかも知れませんが、日本に住んでいる限りは、それに、違和感を持つことはないので、マスクをしていると、暑いと感じる時期になるまでは、このままのように思います。

マスクは別として、スポーツや音楽のイベントでは、声を出して応援したりというのが解禁になったことには、大きなメリットを感じます。

イベントで、声を出して応援するのは、一体感を持つという意味でも重要で、せっかく、スポーツ観戦や音楽のライブに行ったのに、静かに、観るだけというのは、かなりの違和感がありました。

これは、スポーツをする側の選手や、ミュージシャンにとっては、本当に、大きな影響があったと思いますが、せっかくの観客も、ただ、観ているだけという状況では、モチベーションにも大きな差があったと思います。

喜びや落胆などの感情を表すのに、声を出すのは、自然な行為で、人間らしさの表れだったと思いますが、それができない状況は、楽しみが半減したような気持ちだったと思います。

去年から、観客数の制限や、イベントの制限は、無くなっていたのですが、声を出してもいいルールになったことで、今年こそ、本当の意味で、エンターテイメント業界の復活につながるのではと思います。

最近、フジロックのラインナップの発表があり、メインアクトの一組にグラミー賞を受賞したばかりのリゾが入っていたりと、今年は、かなり、海外のアーティストが多く、気合の入ったブッキングをしているように思うので、今までのうっぷんを晴らす盛り上がりになる一年になるように思います(ちょうど、仕事が忙しくなる時期なので、参加するのは難しいかも知れませんが、一日だけも参加できればと思っています)。

正直、去年のラインナップを見ると、コロナの影響で、海外のアーティストのブッキングが難しかったように思いますが、今年は、2月の時点で、これだけのアーティストがブッキングできていることを考えると、他のイベントにも、流れが波及して、他のイベントでも、盛り上がりが期待できます。

最近は、何かと暗い話題が多いですが、そういうときこそ、お祭りなどのイベントには、人を元気にさせる力があるので、音楽のイベントだけでなく、スポーツの世界でも、今年は、多くの人が参加するのではと思います。

ここ数年の状況は、慣れてしまえば、それまでなのかも知れませんが、人間が生活を営む上では、やはり、たまに、日常を離れる体験こそが生活を豊かにする上では、重要なのだと思います。

今のアウトドアブームは、気軽に、飲食店などに行けなかったことの反動も後押しになっていたと思いますが、これからは、普通に外食や旅行をしたり、イベントに参加することもできるので、選択肢が増えて、楽しみが増えるのは、生活が充実するという意味でポジティブな効果があるように思います。

最近は、外国人の入国制限がゆるくなったことで、だいぶ、外国人旅行者も増えてきているようですが、これから、さらに、その流れが加速していくように思います。

この時期は、スキー場や温泉が、観光地としては、一番人気がありますが、スキー場の近くには、温泉も多いので、どちらも同時に楽しめるという意味では、たくさんの人が訪れているように思います(急に、お客さんが増えて、対応に苦慮しているところもあるみたいですが)。

特に、岐阜や長野は、良質なスキー所と温泉があるので、この時期には、多くの外国人も訪れていましたが、来年あたり、勢いが加速して、コロナ以前のような賑わいをみせるかも知れません。

最近は、日本も人手不足なので、この一年は、観光の需要にこたえられる人材を確保するのも課題の一つになりそうですが、日本は、今、最も、旅行したい国の一つに挙げられているので、これを契機に、様々な変化が起こりそうです。

個人的には、海外を旅行するのが好きなので、異文化を体験することの楽しさは、大いに理解できるのですが、海外に出ることの良さは、それと同時に、外側から見える自分の国の良さを感じられることにもあると思います。

アジア諸国などをめぐると、日本がいかに、清潔で整然とした国だというのを実感できますが、悪い部分としては、高齢化の影響もあって、活力の低さを感じるので、海外からの観光客が入ってくることで、活力をもらえるようになると、日本全体が元気になるように思います。

コロナ期間中に開催された、オリンピックやワールドカップなどのイベントで、盛り上がっているのを見ると、日本も、まだまだ、元気になれる要素はあると思うので、イベントなどに自由に参加できるようになったことで、また、以前のように、元気な人が増える一年になったらと思います。