今年は、コロナ後に、久々のダボス会議が現地で開催されたようです。
「ダボス会議」って? 世界のリーダーが結集するすごい会議
https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/articles/qa/2023/01/17/28648.html
元々、ダボスは、スイスの風光明媚なスキーリゾート地として、ヨーロッパ中から、観光客が訪れる場所だったようですが、毎年、一年に一回、ヨーロッパ中のリーダーたち(今は、世界中のリーダーが集まるようになりました)が、集まって、会議を行う場所として有名になりました。
自分も含む一般人にとって、ダボス会議と言っても、なんのことなのか興味もないという人がほとんどだと思います。
実際に、ニュースなどを見ても、詳細はわからないし、それが、自分たちの生活には、ほとんど、関係ないと思うのが普通です。
ただ、最近、良く耳にするようになったSDGsやESGといった言葉は、もともと、ヨーロッパを中心としたエリートたちから生まれたもので、気候変動問題に対する問題意識から、脱炭素社会に向かっているのも、こういう会議から、エリート同士の交流から、生まれたものがほとんどです。
日本でも、脱炭素に向けた社会を作ろうという動きが、だんだん、現実的になっていますが、頻発する気候変動問題など、大きな視点からみたときに、必要な対策をしていくことが求められるからです。
象徴的なものとして、ガソリン車から電気自動車への転換がはかられていますが、今のところ、コスト面などから、なかなか、難しいように思います。
電気自動車は、ガソリンを使わないという意味では、環境にやさしいと言えますが、そもそも、電気を火力発電に頼っている割合が大きい現状では、それも、あまり、大きな影響を与えていないというのが本当のところだと思います。
電気を使わない生活は、スマホを使わない生活以上に、考えるのが難しいものですが、それを、自然エネルギーなど、二酸化炭素が発生しないエネルギーで賄うのは、相当な時間と労力が必要になると思います。
もちろん、個人的には、ここ10年くらいの間の、真夏の暑さは耐え難いものがあるので、気象条件が変化しているのは事実だと感じますが、すぐに、電気自動車に変えたりということになると、色々と抵抗感はあります。
豊田市に住んでいる身としては、トヨタ自動車が打ち出す水素社会というものは、現実的に時間がかかりそうですが、とても、魅力に感じるもので、水素社会の実現が、世界にとって、最も、いい解決策だと思っています。
ただ、技術的に、それを実現するには、まだまだ、時間がかかるので、それが実現するまでの数十年の間は、電気自動車だったり、自然エネルギーの開発だったりというのが、大きな焦点になっていくのだと思います。
個人的に、自然が多い場所で暮らしていることもあり、環境問題には、関心があるほうですが、その解決策として、具体的に、どう社会が動いていくのか興味があるところです。
先進国は、十分、豊かになったので、本当の意味で食べられないという状況になるのは、社会的に孤立した場合のみだと思いますが、テクノロジーが発展したことで、そういう見えない部分を補える社会に向かっているのはポジティブな変化だと思います。
今のところ、災害などが起きたとき以外は、環境問題に興味を持つの人は、少ないかも知れませんが、持続可能な世界を作るというのは、普段の生活から、意識していれば、ほんの少しでも、貢献はできるように思います。
日本は、食料自給率が低いと言われますが、一方で、廃棄する食料は、全体の半分くらいという統計データもあります。
もったいないという言葉は、日本が世界誇る価値観の一つですが、そういう昔ながらの日本の文化を考えると、こういう価値観を持った日本人は、今の世界で一番、すすんでいるといえるように思います。
最近は、リサイクル品をネットで売買する人も増えていると思いますが、品質のいいものは、長く利用できるので、そういう物を使うこと自体、環境に貢献していると言えます。
ただ、安いから買うというだけでなく、それが環境問題の解決にもつながっていると考えると、それ自体に意味を持つことができて、楽しむことができます。
日本を含めて、世界には、色々な問題がありますが、世界の向かう方向としては、変えようがないのが事実だと思います。
100年という時間は、人の一生からすると、長いように感じますが、歴史からみた100年というのは、ほんの一部だと言えます。
今の便利で快適な生活は、ほんの50年前までは、考えられないものだと思いますが、それも、著しい発展によって、もたらされてきたことを考えると、テクノロジーの進化の速さを考えると、未来は、さらに、よりよいものになるように思います。
変化のスピードの速い世の中は、不安に感じる人も多いとは思いますが、過去から今を見れば、確実に未来は良くなると思えるので、楽観的に考えながら生活していくと、周りの人や社会にも貢献したいという意欲も生まれて、信頼できる人との繋がりも多く築けるように思います。
世界という単位で考えると、自分にできることは、ほんのわずかだと思いますが、そういうことを意識しながら生活をしていると、ほんのささいなことで、喜びを感じられるようになると思うので、自分なりに、社会に貢献できることを考えながら生きていけたらと思います。