今週は、比較的、過ごしやすい日が続いていたように思いますが、来週明けたころから、今年、一番の寒気が入ってくるようで、今年、一番の寒さになることが予想されています。

このあたりは、真冬でも、雪が降るのは、数回程度なので、来週の前半に雪が降ると、少し、混乱するかも知れないので、いまから、雪が降ても大丈夫なように備えています。

個人的には、晴れの日の山の雪景色は、とても、美しいので、雪が降ったあとは、その景色を眺めながら過ごしたりするのも、冬の楽しみ方の一つだと思いますが、雪ダルマを作ったり、雪合戦をしたりと、子供にとっては、雪が降るのも楽しみの一つかも知れません。

地球温暖化の影響で、夏は、暑さの厳しい日が増えていますが、今年の冬は、特に、暖冬になる気配はないので、例年並みかそれよりも寒い冬になると思って生活したほうが良さそうです。

冬は、寒さが苦手な人にとっては、春が待ち遠しく感じるものかも知れませんが、晴れの日の透き通るような空気感は、個人的には、好きななので、好きな季節だと言えます。

山は、葉っぱが落ちて、春や夏のような瑞々しさはありませんが、晴れた日の透き通るような青空の下で、散歩をするのは、とても気持ちのいいもので、軽く、ハイキングに出かけるには、いい季節だと言えます。

さすがに、冬にキャンプをするとなると、道具をそろえたり、それなりの知識や経験が必要になるので、素人が挑戦するには、かなり、ハードルが高いですが、最近は、グランピングなど、冬でも、電気や暖房を使える施設なども増えているので、そういう施設を利用するのも一つかも知れません。

冬は、空気が透き通っている分、星もすっきりと美しく見えるので、星空を眺めながらの焚火は、なかなか、おすすめです。

もちろん、冬に焚火をするには、アウトドア用の防寒着などが必要ですが、焚火の炎は、想像以上に暖かく、焚火の近くにいれば、かなり、暖かく感じられるので、薪をくべつつ、ゆっくりと、静かな時間を過ごすには、この時期ならではの楽しみ方かも知れません。

焚火には、リラックス効果があるので、焚火を囲みながら会話をしていると、普段以上に、滑らかに会話ができ、特に、会話をしなくても、炎を眺めているだけでも、幸せな気分になれるので、人と一緒に時間を過ごす楽しみ方としては、結構、おすすめです。

最近は、都市の中にも、アウトドアを楽しめるような空間ができたりと、自然を感じられる場所が身近にあるというのは、とても、大切なことだという認識がされているからだと思います。

山にしろ、海にしろ、ただ、その景色を眺めているだけで、日常から離れて、気分がすっきりとするものですが、自分の体を自然な状態にすることも重要だと思います。

今の世の中、なかなか、自然体で人と接するのは難しくて、それが、人間関係のストレスにもなっているように思いますが、それは、仕事の中の関係だけでなく、家族だったり、友達との関係においても、同じで、そういう関係性をリセットする意味でも、普段の生活を離れて、自然に人と接する時間を作ることには、大きな意味があると思います。

日本人は、自然に癒されるとか言いますが、自分にとっての自然は、自然体という意味と同じで、特に、何か、自分を装飾することもなく、普段の自分に戻れるという意味合いが大きいです。

都市で生活をして、デジタルのツールを使うのが普通の生活をしていると、身体性から遠ざかるのは当然だと思いますが、身体の感覚というのは、人とのコミュニケーションにおいても大切なもので、相手とのコミュニケーションを円滑に行う上でも、とても、重要なことだと感じます。

最近は、メタバースという言葉で、逆に、身体から遠ざかることで、頭の中にある概念だけが世界のすべてという生き方ができる方向に向かっているようにも思いますが、今のマラソンやアウトドアブームは、その反動でもあるのかも知れません。

スマホネイティブと呼ばれる世代は、物心がついたときから、デジタルなツールを使い、ネットでつながっているのが当たり前なので、ネットもリアルも同じという感覚なのだと思いますが、ネットの中の閉じた世界にいると、自分の想像以上のものには、出会えないという難しさはあると思います。

セレンディピティという言葉がありますが、今までの自分の価値観とは違うものとの出会いは、偶然の中からしか生まれないものだと思います。

アマゾンで買い物をしていても、ユーチューブで動画を見ていても、ひたすら、おすすめが表示されるので、それを受動的にたどっていると、狭い世界がさらに狭くなるという弊害があります。

テック企業は、心理学などを応用して、できるだけ、人をネットにとどまるように、アルゴリズムを構築していると言われていますが、人は、意志の力でそこから抜けるのは、難しいので、たまには、スマホやネットから離れた時間を意識的に作るのは、重要なことだと思います。

あえて、電波の届かない場所で、一日、過ごしてみるとか、スマホを置いて、スポーツをするのでもいいと思いますが、デジタルな時間とリアルな時間のバランスが取れるようになると、リアルな人間関係にもいい影響があると思います。

実際に、ネットにつながらない空間に身を置くと、時間の流れる感覚が変わり、無駄に、忙しく感じていた毎日が、嘘のように感じられて、周りの風景が違って見えたりもしますが、そんな体験をあえてすることが、新たな価値として認識される時代なのだと思います。