6月も中旬を過ぎ、だいぶ、気温が上がってきたので、そろそろ、蒸し暑さを感じる季節になってきました。

今年は、ずいぶん、早く、梅雨入り宣言が出されて、そのあと、撤回されるという変な年ですが、2度目の梅雨入りしてからも、それほど、雨の日が続いているわけではないので、じとじととした、いつもの梅雨とは違うように思います。

その分、梅雨が明けるのが遅くなり、夏を迎えるのがずれていきそうな気もしますが、梅雨の季節が長引けば、夏の気温の上昇を抑えられるかも知れないので、例年より、過ごしやすい夏になることを期待しています。

ここ数年、気温の上昇で、夏になると猛暑が続くという年が多いですが、人の活動が減っている分、今年は、いつもより、気温も低くなる可能性はあります。

ただ、気候変動は、ここ数年で、一番に考えないといけない問題なので、各国で、脱酸素社会に向けた取り組みなど、経済活動を続けつつも、環境との折り合いをどうつけていくかというのは、大きなテーマの一つです。

それは、毎年のように猛暑を経験している日本人にとっても、これからの季節が、一番、身近に感じられるように思います。

気候変動に対して、個人として、できることは少ないかも知れませんが、SDGsという言葉を目にする機会も多くなり、本当に、簡単なことでいいので、地球の環境のために、できることを心がけつつ、生活するのは、大切だと思います。

環境問題は、若い世代ほど、関心が高いと言われていますが、これから、長い時間を生きていく世代にとっては、リアルに感じられる問題なのかも知れません。

個人としては、できるだけ、ゴミを出さないことだったり、無駄な消費をしないといったことは、少し、意識をしながら生活していれば、誰にでもできることですが、無駄な買い物をしなくなれば、その分、自分にとって、価値のあることや物にお金を使えるので、環境に貢献しつつ、自分の生活の質も上がり、一石二鳥になります。

最近は、片付けブームなどもあり、できるだけ、物を持たない生活を志向する人が増えているように思いますが、物が少ないと、それだけ、ストレスが減るので、日々の生活を豊かにするという意味でも大きいです。

それは、時間や人間関係についても言えることで、できるだけ、無駄な時間や人間関係を減らして、精神的に豊かに感じられることのために使うことが求められている時代になっているように思います。

どんな相手と、どんな時間を過ごすかというのは、人によって、価値観は違うかも知れませんが、普段、ラインやツイッターなどのSNSを使ったせわしないコミュニケーションから、ゆっくりと、ただ、一緒に時間を過ごしてみることで、色々な発見があるように思います。

それは、できるだけ、コスパ重視で効率よく時間を使うという意味ではなく、自分にとって、無駄だと思えることに対しては、できるだけ、時間を使わず、その分、余った時間で、自分にとって、好きなことに時間を使うという意味です。

人間関係において、最近は、ネットで常につながっているので、コミュニケーションに駆り立てられると感じる人も多いかも知れませんが、たまには、スマホのスイッチをオフにして、人と過ごしてみると、意外と、言葉のコミュニケーションがなくても、心地良く感じられたりするものです。

もちろん、人間関係があれば、いいというわけではなく、できるだけ、良好な関係を築ける相手と過ごすのが重要です。

どんな人が、良好な関係を築ける相手かと言えば、シンプルに、自分が与えた分、相手からも同じように与えてくれるということだと思います。

サスティナブルというのは、持続可能という意味ですが、これは、人間関係においても当てはまり、常に、自分が与えてばかりの人と、一緒にいると、その関係性を維持するのは難しいです。

田舎の人は、親切だというイメージを持つ人は多いと思いますが、それは、良好な人間関係のあるコミュニティを維持するためには、お互いに与え合いながら生きていくのが合理的に正しいからです(今も田舎に行くと、余った野菜を近所の人に配ったりという習慣があるところが多いと思いますが、普段から、信頼関係を築いていれば、いざとなったときに、助けてもらえるからです)。

もちろん、与え合うといっても、相手に依存したり、期待したりという関係性では、息苦しくなるので、干渉し過ぎない程度に、お互いに距離感を保ちつつ、自立しているのがベストです。

生活を豊かにするという意味では、たまに、自然の中で過ごすのも重要です。

ここ数年、アウトドアがブームなのは、時間の使い方や、人との距離感を変えたいという欲求の表れだと思いますが、自然の中で、バーベキューをしたり、ゆっくりと会話をしたり、焚火の火を眺めながら過ごしたりというのは、普段の生活にはない豊かさを感じるものだと思います。

自然というと、癒しだったり情緒的な意味でとらえる人も多いかも知れませんが、英語のネイチャーは、自然な状態という意味で、日本語で言うと、ありのままという意味に近いように思います。

このありのままの状態というのは、普段の社会生活の中では難しく感じられることなので、それが、自然の中で過ごす一番の価値なのだと思います。

アウトドアは、身体感覚を取り戻すという意味でも、言語情報にあふれた現代人にとっては、頭をリセットするのに、とても、意味のあるものだと思います。

火を起こすという原始的な行動は、ガスや電気で、簡単に物を調理できたり、電子レンジでチンの時代においては、無駄以外の何もでもない行為ですが、逆に、その無駄で面倒な行為をすることで得られる満足感は、日常では味わえないことだと思います。

何が無駄で、何が無駄でないかというのは、その人の価値観やその時のシチュエーションにもよるかも知れませんが、普段の生活において、無駄だと思えることでも、それを楽しみとして感じられれば、逆に、それが生活を豊かにしてくれるもので、アウトドアは、それができるという意味においては、しばらく、このブームが続くように思います。