2月も後半に入り、若干、寒さが緩んだように感じますが、まだあひと月ほどは、寒さの厳しい日が続くように思います。

今年は、特に、温暖化の影響も感じず、それなりに寒い日が多かったように思いますが、あまり、雪が降らなかったので、生活するには、それほど、不便を感じることなく過ごせています。

冬は、外出するのが億劫にもなる季節ですが、低い山をハイキング程度に上るにはいい季節なので、1、2時間程度の山登りなら、健康的でいいように思います。

いきなり、高い山に登るのは、無謀だと思いますが、山の頂上に上った時の爽快感は、代えがたい経験でもあるので、健康的な趣味としては、年を取ってからも続けられるという意味では、この時期の低山登山から初めてみるのもいいと思います。

最近は、めっきり聞かなくなりましたが、一時期、山ガールという言葉がはやって、若い女性の山登りが話題にもなりましたが、最近は、アウトドア同様、ファッションの一部としてとらえられるような時代なので、山登りをすること自体、それほど、特別なことでもなくなっただけかも知れません。

山の頂上から見る景色は、本当に、美しく、一度、はまるのがやめられないのが登山の魅力ですが、最近は、インスタグラムなどに写真を上げる楽しみもあるので、一部の人にとっては、今も、楽しい趣味の一つだと思いますが、山登りには、色々な魅力があるので、少し、紹介したいと思います。

美しい景色を楽しめる

山登りの楽しみは、なんと言っても、自然の美しさを楽しめるところです。

外国人にも人気の富士山は、最近、人が多くなりすぎて、マナーの悪い人も増えて、ゴミなどが散乱していたりと、興ざめするという話を聞きますが、長野の南アルプスや富山県との境にある北アルプスの山は、3000m級の山が多く、とても、美しい景色を堪能できます(個人的には、スキー場としても有名な白馬あたりには、それなりに標高があって美しい山が多いので、おすすめです)。

そのレベルの山になると、それなりに、体力と技術が必要になりますが、頂上に登る達成感と、登っている間にも楽しめる景色は、日本の山の美しさを本当の意味で感じられます。

まずは、1000m~2000mくらいまでの山に登って、慣れてからの挑戦がいいと思いますが、徐々に、高い山に挑戦していく過程は、それ自体が楽しめます。

本格的な山登りをする人は、マナーの良い人がほとんどなので、登っていて、挨拶をし合う文化も、他にはない体験だと思います。

日本は、世界的に見ても、本当に、美しい山が多いので、海外から、日本の山登りをするために、旅行をする人もいるくらいなので、美しい景色を堪能するには、とても、いい国だと思います。

空気がおいしい

山登りは、登っている間、心地良い疲労感がありますが、空気がおいしいので、呼吸をする喜びを感じられるのも魅力の一つです。

山登りには、できるだけ、荷物が少ないほうがいいので、水と最低限の食料をもっていくだけですが、おいしい空気の中で食べる簡単な食事は、格別な味がします。

テント拍や山小屋に泊まって、2日以上かけて、山登りを楽しむ人は、お酒なども楽しみの一つかも知れませんが、新鮮な空気の中で、飲むお酒は、普段以上に、おいしく感じられます。

夏場の登山では、地上とは違ったひんやりとした爽やかな空気は、山登りのだいご味の一つだと言えます。

集中できる

最近は、山登りにも、便利なアプリがあるので、スマホをもって、山登りをする人も多くなったと思いますが、登っている間は、スマホを見る余裕などないので、集中できるのが魅力の一つです。

一心不乱に、上を目指して登っていると、余計なことを考えられず頭が空になる感覚になりますが、それ自体がとても、心地良く、フローやゾーンという心理状態に近いものを体験できます。

もちろん、周りが見えなくなるという意味ではありませんが、歩く行為に集中していると、自然と周りの景色が入ってきて、自然と一体になれる感覚も山登りならではの魅力だと思います。

自分は、本格的な登山をするタイプではないので、高い山を征服するのが目的で登山をするわけではありませんが、集中した状態に入る気持ち良さが一番好きなのだと思います。

達成感を味わえる

最近は、マラソンなどをする人も増えていますが、自分で設定した目標を達成していく過程に喜びを感じられるからだと思います。

いきなり、マラソンを走ろうと思っても、とても、完走できるものではないとは思いますが、少しずつ、長い距離を走るようになって、タイムを縮めていく過程は、それ自体が楽しいからだと思います。

山登りは、その感覚に近く、低い山から挑戦して、徐々に、高い山に登れるようになる過程は、なかなか、楽しいものです。

日本には、美しい山が全国にあるので、一つの山を登ったら、また、次の山というように、その計画を立てるのも楽しいものだと思いますが、山の頂上での、達成感は、他には、代えがたい爽快感があります。

特に、他のスポーツのように、チームで戦うわけではなく、勝ったり負けたりということもでないので、常に、自分自身との闘いになりますが、途中で、くじけそうになる時は、自分の意志を試されているようで、それを克服する楽しさがあります。

健康的になれる

健康になるためには、食事と運動と言われますが、健康のためだけに、運動をするのは、なかなか、しんどいので続かないものだと思います。

山登りは、一度、始めると、次々と具体的な目標ができるので、楽しみながら、足腰を鍛えらるのがいいところです。

山登りは、年を取ってからも続けられるという意味では、高齢の方も、多くの方が山登りを楽しんでいますが、とても、元気な方が多いので、健康でいられるという意味でも、年を重ねたあとも趣味として続けられるのはいいところだと思います。

山登りは、自分の体力に合わせて、低い山をゆっくり登ることもできるので、楽しみつつ、健康的でいられるのは、理想的な年の取り方だと思います。

若い人は、あまり、興味がわかないかも知れませんが、頂上から眺める景色の美しさや、頂上で食べるごはんのおいしさは、キャンプをする以上の気持ちの良さがあるので、挑戦してみるのも悪くないと思います。