最近、このあたりでも、梅雨入りをしたようで、少し、蒸し暑さを感じるようになってきました。

梅雨に入ると、いよいよ、今年も、夏に近づいているという実感を持てますが、あとひと月ほどは、雨の日が続きそうなので、家で過ごす時間が多くなりそうです。

多くの人にとって、雨が多いのは、あまり、喜ばしいことではないかも知れませんが、雨の日は、雨の日なりに、楽しみ方は、あるように思います。

人は、気持ちの持ちようで、ポジティブにもネガティブにもなるものですが、毎日を気分良く過ごすには、できるだけ、いい部分を見ながら、生活をしていきたいものです。

雨の日は、外出が億劫になる分、家での時間を充実させていれば、生活を楽しめます。

家の時間が増えるのであれば、心地良く感じられる家具を置いたり、料理に使う食器類を美しいもので揃えたりすることでも、普段の生活の満足度はあがります。

整えられた空間というのは、それ自体、居心地良く感じるものですが、外出できない分、そんなところに、こだわってみるのが、この時期を楽しむ秘訣かも知れません。

梅雨の時期は、紫陽花や蛍が見られたりと、この時期、ならではの楽しみ方もできます。

人は、何に対しても、捉え方次第で、楽しめるものだと思いますが、毎日が楽しいと思って生きていれば、それなりに、毎日が楽しくなっていくものだと思います。

これは、人間関係にも言えて、良好な人間関係を持ちたければ、できるだけ、相手に対して、ポジティブな面をみるようにすることで、相手に対する印象が変わります。

病は気からという言葉がありますが、普段から、ネガティブなとらえ方ばかりしていると、結局のところ、本当に、病気になってしまうという例えは事実だと思います。

物事には、ネガティブな側面とポジティブな側面が表裏一体になっているのが普通だと思いますが、常に、ネガティブなフィルターを通して、物事を見る人にとっては、色々と、難しいと感じることは多いかも知れません。

今の世の中、ネガティブなニュースであふれているので、それに、影響されるあまり、自分は、幸せではないと感じている人が多いように思いますが、たまには、テレビを消したり、スマホの画面から離れてみると、色々と、世の中の見え方が変わってくるように思います。

スマホが登場して、まだ、ほんの15年ほどですが、今や、スマホなしでは、生活ができないという人がほとんどだと思います。

スマホの便利さは、すぐに、調べものができるという便利さにあると思いますが、アプリでカスタマイズすることで、本当に、便利な世の中になりました。

スマホをかざせば、支払いができたり、ゲームや音楽は、ほとんど、無料で使いたい放題という世界にあって、それなしの生活は、考えられないというのは、事実だと思います。

SNSを使えば、メッセージを送ったり、人が何をしているのか、すぐに、わかったりというのは、とても、便利な反面、コミュニケーションに費やす時間が多くなりすぎて、逆に、疲れてしまう人も多いように思います。

スマホの一番の影響は、時間の感覚が、とても、速く感じられることにあると思いますが、最近は、速度が上がり過ぎたせいで、物事を味わうことができない不便さが顕在化している気もします。

人との会話も、じっくりのほうが、言葉による情報以上の物が得られるものです。

アプリを使ったメッセージのやり取りをするのもいいとは思いますが、たまには、ゆっくり、人との会話を楽しんでみると、色々と、味わい深いものがあります。

これは、人との会話だけでなく、食事をしたり、音楽を聴いたりということでも言えるように思います。

普段から、意識して食事をする人は、少ないかも知れませんが、おいしいものを食べにいったときくらいは、できるだけ、ゆっくりとそれを味わうことで、何倍にもおいしいと感じられます。

五感を使って、物事を味わうというのは、人間ならではの楽しみだと思いますが、生活の速度を落としてみると、ほんのちょっとしたことにも、幸せに感じられることが増えていくよう思います。

たまに、自然の中で、ぼうっとしてみるのもおすすめですが、普段は、意識することのない、鳥の鳴き声や、小川のせせらぎは、実際に、それを耳にすることで、初めて、実感として持てます。

自然な音は、リラックス効果が高く、それに身を任せてみるというのは、実際に、体験してみないことには、わからないかも知れませんが、そんな時間を持つことで、自分自身、多くの気づきが得られます。

生活の速度を落とすというと、何か、特別なことをしないといけないようにも感じますが、休みの日には、素材にこだわった、手作りの料理をしてみたり、豆から淹れたコーヒーを、じっくり、味合うことでも、得られる感覚だと思います。

物事の速度を意識的に落として生活をするのは、逆に、今の時代には、難しさを感じるところではありますが、たまには、そんな暮らしを意識してみると、自分自身の五感を活性化させることにもつながり、有益な時間を楽しめるように思います。