今年の冬は、寒くなるという予想でしたが、去年の年末から、雪が降る日も多く、朝は氷点下を下回るような厳しい寒さが続いています。

夏は、温暖化の影響で暑い日が続いたというのに、冬は冬で、これだけ寒い日が続くと、外出する気にもなれず、家にこもる日が多くなっています。

ただ、去年の年末は、コロナウィルスの感染状況が落ち着いていたこともあり、久しぶりに、帰省して、地元の友達に会ったり、家族や親せきとゆっくり過ごす人が多かったように思います。

現在は、残念ながら、再び、コロナウィルスの感染が広がっているので、また、自由に旅行に出かけたりというのは、難しい状況になってしまいましたが、これが、年末年始ではなかったのは、不幸中の幸いでした。

今のコロナウィルスの流行は、オミクロン株と言って、これまでよりも感染力が強い分、毒性が低いもののようなので、先に感染が拡大した欧米諸国では、このまま、インフルエンザのような季節性の感染症になるともいわれています。

確かに、現在の感染の拡大は、多少、不安な要素もありますが、ワクチン接種の普及の効果もあって、重症化する人もほとんどおらず、これを乗り越えれば、元の生活に戻れるような気配が漂っている分、終わりが見えなかったいままでとは違って、気分的には、かなり、楽に感じている人は多いのではないでしょうか?

コロナウィルスが騒がれだして、もうすぐ、丸二年という月日を考えると、本当に、長い間、不透明な状況を耐えてきたものだと思いますが、これで、最後だろうという希望が見えている今は、多少、行動が制限されることに対して、そこまでの抵抗は感じない人は多いのではないかと思います。

ただ、それでも、これ以上、感染が広がると、再び、緊急事態宣言を出される可能性もなくはないので、ある程度は、考えながら、行動したほうがいいのは間違いありません。

個人的には、ここ、二年間、自由に、旅行も行けず、フェスやライブといった音楽のイベントにも参加できなかったのは、かなりのフラストレーションになっていましたが、今年の春から夏くらいまでには、通常通りとは言えないにしろ、ある程度、自由な行動ができるようになってういるのではと期待しています。

コロナ以前とコロナ以後で、人の行動は大きく変わったと言われていますが、テクノロジーの進化を促す上では、プラスになった部分も多く、ネットで繋がっている状況さえあれば、仕事ができる人にとっては、自由な働き方と住む場所の選択肢が増えて、それまでとは違ったライフスタイルが生まれているように思います。

今までは、会社に通わないと仕事ができないというのが当たり前だったので、地方や田舎に住むには、なかなか、ハードルが高かったように思いますが、当たり前のように、リモートワークで仕事ができることが証明された今となっては、都市に本社のある会社に所属しつつ、地方で住むという選択肢ができたので、ネットさえつながるところであれば、地方や田舎に、移住する人が増えていくのかも知れません。

実際、関東周辺の比較的、アクセスが良くて、住みやすい場所では、移住する人が急増して、不動産価格が上がっているという状況があるようですが、移住者に人気のある場所では、そのスピードが加速していく可能性は高いです。

自然に囲まれた静かな環境で生活をしたいという人は、これまでもいたように思いますが、移住するとなると、その土地で、仕事を探さないといけないというハードルがあり、なかなか、難しかったと思います。

今回のコロナウィルスは、マイナスの側面のほうが多かったのは事実ですが、会社に所属したまま、在宅でリモートで仕事ができるというのが証明されたと一点においては、ポジティブにとらえてもいいのかも知れません。

もちろん、すべての職種で、リモートワークができるわけではなく、逆に、人と一緒に仕事をしたほうがいいという人も多いとは思いますが、いままでとは違う新たな選択肢ができたことは、多くの人(特に若い世代にとって)にとって、ポジティブな変化だと思います。

都市は、色々な刺激があって、忙しく、生活するには、楽しい部分が多いですが、刺激の少ない場所は、ゆっくり、時間を楽しめる分、密度の高い時間の使い方ができるのが魅力に感じるところです。

ここ最近のアウトドアブームは、コロナウィルスの流行以前からのものだったように思いますが、密になれない状況が続いたことで、それをさらに加速させたのは間違いないと思います。

最近は、グランピングやソロキャンプという言葉も定着して、アウトドアの楽しみ方自体が多様になっているので、色々な過ごし方ができるようになっているのも魅力に感じるところなのかも知れません。

コロナ後は、アウトドアのブームも落ち着くのかも知れませんが、個人的な予想では、この流れは、継続して、さらに、アウトドアを楽しむ人は増えていくのではないかと思います。

静かな場所で、ゆっくり過ごすのは、刺激に満ちた都会の生活とは真逆なものですが、だからこそ、逆に、それ自体を価値を感じる人は増えていて、都会の生活と、たまの息抜きとしてのアウトドアというライフスタイルは、生活に潤いをもたらす意味でも、いい循環となって、普段の生活にもいい影響を与えてくれるように思います。

個人的には、忙しく、日帰りや1泊でのあわただしいキャンプをするのではなく、2,3日、じっくりと、自然の中で、静けさを楽しみながら過ごしてみると、さらに、充実した時間を実感できるのでおすすめです。

ちょうど、今がコロナウィルスの流行のピークなので、不安に感じる人も多いとは思いますが、科学的には、ポジティブなデータが出ているので、まだまだ、油断は禁物ですが、コロナ後の楽しい時間を今から想像しながら過ごしてみると、この時期も楽しく過ごせるのではと思います。