ここ数日、春を思わせるような陽気が続いたこともあり、昼間は、半そでで歩く人なども見かけましたが、梅の花が満開になり、華やいだ雰囲気の中、散歩をする人も多いように思います。

3月中は、まだまだ、朝晩、冷え込む日もあり、朝と昼間で気温差が大きいので、洋服の選択が難しいですが、少し早めに、春の装いに着替えたいところです。

春は、一年のうちで、最も、華やいだ気分になれるので、外出するには、とても、いい季節ですが、長らく続いたマスクの着用も、ようやく、3月13日から、個人の判断に任されるようになるので、自由に外出しやすくなるのも、ポジティブな変化だと思います。

コロナウィルス自体は、5類に分類が変更になるのが、5月8日以降と、まだ、少し、慎重な判断をされるようですが、気温が上がったことで、気分的には、すでに、コロナの以後の生活を考えている人のほうが多いように思います。

ここ数年の、自由に行動できない生活は、色々と精神的な負担を感じましたが、今年は、ようやく、正常な生活に戻ると思うので、この期間中にできなかったことに挑戦しようと考えている人も多いと思います。

コロナは、生活において、色々な影響を与えましたが、特に、デジタルの活用においては、大きな変化をもたらしたように思います。

それには、ポジティブな面もネガティブな面もあったように思いますが、ポジティブな面で言えば、やはり、仕事においてのデジタルツールの活用により、効率化と、一部の人の仕事の自由度が上がったことにあると思います。

ネガティブな面は、ますます、ネットに依存する人が増えてしまったことかも知れませんが、自由に行動ができるようになれば、やはり、リアルに人に会って、楽しむことの価値を再認識できるので、必ずしも、悪いことばかりではないと思います。

場所を選ばず、自由に仕事ができるようになったことは、一部の人にとっては、とても、大きな影響があり、コロナ期間中には、多拠点生活という言葉が生まれるきっかけにもなりました。

コロナ以前にも、ノマドや2拠点生活という言葉はありましたが、やはり、収入の面などもあり、現実的には、なかなか、難しいものがあったと思います。

ただ、最近の多拠点生活は、ある程度、収入が保証された大企業で働く人や、高度な技能を持つITエンジニアやデザイナーなどフリーランスの人達の間で、広がっているのが大きな違いだと思います。

幸せな多拠点生活を送れる人はどんな人?幸福度、地域貢献度の違いは?【調査】

https://www.businessinsider.jp/post-266344

最近は、政府を挙げて、副業を促進したりと、一つの会社にとどまらずに働くことを奨励するような世の中になっていますが、現実的に、大企業に所属しながら、ある程度の自由な働き方ができる人が増えることで、収入の心配をせずに、色々な場所で生活することができる人にとっては、多拠点生活には、大きな魅力があるのだと思います。

冬は、スキーやスノーボードができる環境で、仕事をする人や、夏は、サーフィンを楽しめる環境で、仕事をしたりというのが可能であれば、ストレスを解消できて、生産性が上がったり、クリエイティブな発想が生まれやすいというメリットがありそうです。

地方での生活には、向き不向きがあるので、上手く、生活ができる人とそうでない人がいると思いますが、多拠点生活のいいところは、自分に向いていないと思ったら、その場所から、離れる自由があるところだと思います。

田舎は、人間関係が濃い場所が多いので、なかなか、それに、なじめない人もいるとは思いますが、すでに、移住者のコミュニティがあったり、受け入れる側が、来る者を拒まず、去る者を追わずのようなあっさりとした場所であれば、都市で生活している人でも、比較的、生活しやすいように思います。

都市生活者の中には、もともと、地方出身者も多いので、地方での人間関係を理解している人もいると思いますが、人間関係を作るのが得意な人にとっては、新しい刺激となって、地方での生活も楽しいかも知れません。

地方には、人口の減少によって、外側から人を受け入れる試みを行っているところも多いですが、関係人口という言葉もあるように、旅行者を含めた多拠点生活者などを受け入れていくことで、その土地の魅力を広める上では、とても、重要になっていくように思います。

移住をするには、その土地のルールなどもあって、なかなか、定着しない場合も多いと思いますが、受け入れる側も、最低限のルールだけ決めて、あまり、お互いの生活には干渉せず、自由に、生活のできる感じのところには、人が集まりやすいように思います。

ある程度、距離感があって、べたべたし過ぎないというのが、地方で生活する上で、大切なことだと思いますが、楽しく暮らすには、ある程度の仲間意識の共有は必要なので、お祭りや草刈りなど、その土地の人が大切にしてきたことに参加すると、信頼感が生まれるという意味では、最低限の行事には参加したほうがいいと思います。

多拠点生活というと、自由で、楽しそうというイメージがありますが、それには、自律的に仕事を行う能力だったり、ある程度、地方の人とうまくコミュニケーションをとる能力なども必要になると思うので、それなりに、ハードルは高いと思いますが、ある程度、自由さを持ったコミュニティが地方に生まれることで、都市に住む人にとっても、地方に住む人にとっても、お互いに、いい刺激となって、いい影響が生まれるのではと思います。